2016年8月24日の旅日記。
6日目はビクトリアを散策しました。
そして、7日目はいよいよ帰国です。
8:00 朝食
B&Bの朝。
朝食は、8人掛けの大きなテーブルを宿泊者みんなで囲みます。
ドイツのカップル、ベネツィアの夫妻、トロントの夫妻、&私。
母国語はそれぞれ違うけど、旅の話で会話が弾みました。
「昨日は○○へ行ったんだ」
「今日は水上飛行機にのるんだ」などなど。
起き抜けの脳みそにはヘビーだったけど、よく頑張りました。。
帰国したら英語ちゃんと勉強しよう‥←いつも思うやつ


食後、オーナー夫妻にこの日の過ごし方を相談。
ガイドブックに載っていない楽しいプランをアドバイスしてくれました。
今日は教えてもらった順路で散策です。
9:00 ホテルを出発
まず最初に向かったのは「ブッチャートガーデン(The Butchart Gardens)」。
石灰岩の採掘場跡地の外観に胸を痛めたブッチャート夫人が草花を植え始めたことが始まりで、広大な敷地の中に趣の違ういくつもの庭をみることができます。
郊外にあり、ダウンタウンから市バスで50分ほど。
運行本数が少ないので、バスは絶対に逃せません!
ですが、行き先の書かれた「バス停」が見当たらずキョロキョロ。
同じようにキョロキョロしているファミリーと不安を分かち合っていると、時間ぴったりにバスがやってきました。
バスは20分もすると郊外ののどかなエリアへ。
牧草地が広がります。
10:30 ブッチャートガーデン到着
玄関口からすでに花々で溢れてる!
色とりどりの花壇にワクワクがとまりません。
インフォメーションでルートを教えてもらい、散策スタートです。

花々の美しさはもちろん、来訪者を全く飽きさせない”見せ方”も素晴らしい。
花の色合わせ、噴水があったり、ラウンドブーケがつるしてあったり、花のゲートの下にベンチを置いたり。。まるでアトラクションのような楽しさがあるんです。
写真に残したい花壇がたくさんあるのに、カメラを構えるとその魅力が写真に収まりきらないのは、場のスケール感が大きすぎるからかな。
サンケンガーデン/ローズガーデン/日本庭園/イタリアンガーデン/スターポンドなどなど、歩く先には次々と趣の違う庭があらわれて、いろんな面白さがあります。



順路の途中で、ダウンタウンの停留所で一緒だったファミリーと再会。
「Hello!楽しんでる?」
同じタイミングで到着し、歩くルートもだいたい同じ。
なんども出会うので、お互いの写真を撮りあいっこしているうちに、すっかり仲良しに。
トロントから遊びに来た、朗らかなママ/ゆったりとしたパパ/中高生の息子さん&娘さんの4人家族でした。
なんどか写真をお願いしていると、私が写真を撮ってもらうタイミングにはお子様たちの方から手を伸ばして私の荷物や上着を持ってくれるように。。
だから、ここで撮ってもらった私の写真は旅行者じゃないみたいに軽やかなんです。
順路を終えて。
帰りのバスに乗る前にもういちど会いたいなぁと思って見渡すと、またすぐに出会えました。
お別れの挨拶をして、記念に写真を。。
「言語はちゃんと通じてなくても、なぜかとっても気が合う人」に、これまで何度か出会う機会があったけど、このママもそのひとり。
今でもたまに思い出すんです。不思議なご縁だなぁと思います。
私のことをMy Japanese friendと言ってくれたから、彼女もそう感じてくれたかな?
いつかまた出会えた時には、もっと英語で通じ合いたいなぁ。

12:30 ブッチャートガーデン出発
バスでダウンタウンに戻ります。
車窓をぼーっと眺めていたら、ダウンタウンのちょっと手前に「パブリックマーケット」を発見。
ここにもあったか!
途中下車して、旅の恒例「パブリックマーケット」探索へ出かけました。

ビクトリアのパブリックマーケットは思っていたイメージと違い、あまり活気がなかったです。
時間が遅かったのかな。
でも、とっても美味しそうなにおいが漂ってきてつられていくと、そこはインドカレー屋さん。
これが今日のランチになりました。
辛くなくてとっても美味しかったです。


14:30 ダウンタウン到着
食事のあとは、ビクトリア散歩。
B&Bのオーナーさんから教えてもらった順路で歩きました。

まずは、美術館の裏手側にある高級住宅地を抜けて、海に向かいます。
この高級住宅地は、ビクトリアが観光地化される前からの古い住宅地なんですって。
区画整理されたまっすぐの道。成城のような雰囲気です。
住宅地を抜けると海沿いの道にでて、少し歩くと「フィッシャーマンズ ワーフ Fisherman’s Wharf」が見えてきます。
人がたくさん集まっていてにぎやか!
ここがホエールウォッチングや船ツアーの出発点になっているみたい。
活きたカニや貝が並んだお店、フィッシュ&チップスのお店などが並んでいます。

奥に進むと人だかりが。
大勢の人が海を見下ろしています。
何だろう?と思ってぐいぐい入っていくと、アザラシの赤ちゃんがいました。
小屋でエサを買って与えるシステムらしく、子供が何皿も親におねだりをして海に投げています。
隣にいたイケメン漁師さんが「アザラシはsealっていうんだよ」と教えてくれました。
「日本から来たの?僕はウニの漁師で、日本にも採りに行ったことがあるよ」って。


フィッシャーマンズワーフを出て、海沿いの道をたどっていくと、景色は外海の眺めに変わります。
B&Bの奥さんが「海の向こうに見える大陸は、アメリカよ」と教えてくれたとおり、遠くに大陸が見えました。
そのまま海を眺めながらまっすぐの道(Dallas Road)を進むと、そこには石碑が。
「Mile Zero」
カナダを東西に横断するカナダ大陸横断高速道路(Trans-Canada Highway)の起点なのだそう。
ココは大陸の端っこなんですね!
そして、石碑の辺りから「ビーコンヒルパーク(Beacon Hill Park)」に入りました。

手入れの行き届いた、とても美しい公園です。
エリアには池があったり、花壇があったり、クリケットのグラウンドがあったり。
世界一高いトーテムポールがあったり、小動物園があったり、ローズガーデンがあったり。

あと1日あったら、この公園でのんびりピクニックしたいなぁ!
なんて思っていたら、気付けば時間は17時半。
「この辺りは人通りが少ないから、早めに戻ってきなさいね」って言われていたのでした。
この公園はダウンタウンのすぐそばにあるのですが、日も落ちてきたし、そろそろ戻らないと。
お腹もすいてきたので、ビクトリアの最後の夕暮れを眺めにダウンタウンに戻りました。
夕食はマーケットスクエア内の「Green Cuisine」へ。
量り売りのベジタリアンレストランで、たくさんのお惣菜の中から好きなものを食べたいだけトレーに盛っていきます。
私がチョイスしたのは、キノアサラダ、ムサカ、キャベツの胡麻みそ和え、キャロットスープ、などなど。写真がなくて残念だけど、とっても美味しかったです。
そしていよいよ夕暮れの時間。
眩しい夕日が沈み、穏やかな光に包まれた景観が、最高に美しかったです。



7日目(最終日)
8:00 朝食
連泊は私ひとりだったみたいで、この日はまた”初めまして”のみなさまと一緒に朝食でした。
トロントの夫妻と、アメリカの夫妻、ウィーンの夫妻、&私。
英会話の時間が始まる‥と覚悟を決めて食卓に座ると、トロントの旦那様が「日本の方ですか?」と流暢な日本語で話しかけてくれました。
合気道の先生で10年ほど日本に住んでいたんですって!
ネイティブ並みの日本語スピーカーで、とっても明るくてユニークな方で。
私の言葉足らずをサポートしてくれて、この方のおかげでとっても楽しい朝食になりました。
食事のあと、シャトルバスが迎えに来てくれる時間までの間に、オーナーご夫妻に「ありがとう」のご挨拶。
あたたかいホスピタリティで、とても心地よく過ごさせてもらいました。
次の時もぜひここにステイしたいなぁ。
9:45 シャトルバスのお迎え
いよいよ旅のおわり。
とっても充実した7日間でした。
空港に着いたら「あとは飛行機に乗るだけ‥」と気が緩み、
買ったお土産を出発ゲートにぜんぶ置いてくるという失態もありましたが!
それを含めて、今では楽しい思い出です。